3Xゴールデンジャック(シードレス西瓜)
夏はスイカ!を食べましょう〜(^o^)
スイカの原産地は南アフリカ。紀元前5000年頃には栽培がはじまり、エジプト、ギリシャへと広まったとされている。その証拠に、紀元前4000年代の古代エジプトの壁画にもスイカが登場している。日本への到来も古く、平安時代には栽培がはじまっている息の長い果物だ。ウォーターメロンとも呼ばれ、その90%が水分、10%が糖分という大変みずみずしい食べ物ですが、もちろんその中には様々な成分が含まれています。注目されている成分がリコピン、カリウム、シトルリンと三つあり、スイカは肝臓だけではなく、腎臓にもとてもよい食べ物だと言えます。主にスイカを食べると言ったら夏。バテやすく、食欲も落ちがちな季節ですのでスイカを食べましょう!
「金色羅皇」の血を引いた、極良食味のシードレス生誕!
果重8〜10kgの正球形。果皮は漆黒色で薄く縞が入り、果肉は濃いレモンイエローのシードレス。糖度14度以上も無理なく狙え、高糖度。
果肉質は3倍体特有の繊維質が少なく食感に優れ、硬めでしっかりとした肉質でカット販売にも最適。
草勢はシードレス品種の中では非常に大人しく、栽培しやすい
(一般的なタネありスイカとの混植栽培においても勝ち負けが起こりにくい)。
シードレス品種で特に問題となる「着果性」と「空洞果耐性」が極めて高いため、秀品性・収量性が非常に優れる。
果皮が硬いため裂果は非常に少なく、「金色羅皇」の裂果対策品種としても有効である(糖度は比較すると金色羅皇の方が高くなりやすい)。
成熟期は中晩生。炭疽耐病性を持つ。
シードレスタイプのシイナ(未熟種子)の出現
果実肥大期が低温の場合、シイナ(未熟種子)が発生しやすい。また、高温期作型においては、シイナ(未熟種子)が少し着色することがあり、黄肉であるためそれが目立つことがある。
左画像
高温期に着色シイナが強く出たケース。
必ず普通の西瓜を混植しよう! 3Xばかりでは着果しない(@_@)
3X(たねなし西瓜)は子孫を残す気がないため、雄花は咲くものの花粉はほとんど発生しません。したがって、着果させるためには普通スイカの花粉が必要になります。(タネ有りの品種であれば大玉でも小玉でも赤肉でも黄肉でも、何でもよい。)一番簡単な方法としては混植するのが良いです。おおよそ、たねなし西瓜3〜5株に普通西瓜1株を混植する事で交配に必要な花粉は確保出来ます。ミツバチや花アブなどの虫がいれば任せてOKです。
気をつけて! 3X(たねなし西瓜)ばかり植えても着果しませんよ! (*'-')b OK!
縞皮の西瓜となら混植しても判別できます。
黒皮のため、縞皮の西瓜とならどのような品種と混植しても判別できます。また、栽培環境によってシイナ(白い未熟なタネ)が入る場合があります。これを防ぐには交配後暖かくしてやることが一番です。(真夏はおのずと暑い・・・。ハウス・トンネル栽培で寒い時期に栽培される方は注意!)
基本、子孫を残す気のない3Xですが辛い状況に追い込むと、ちょっとだけ子孫を残そうという気を起こすんですね〜(-_-)
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西瓜の接木苗を定植したはずだけど?おやおや?見慣れない葉っぱが?
園芸店で西瓜の接木苗を買ってきて定植したけれど、しばらくしたら何やら西瓜とはあきらかに違う葉が出てきた?さては、まがい物の苗をつかまされたのか!?
これは、家庭菜園を何年かやっていると、一度ぐらいは皆さん経験があるのではないでしょうか?そう、台木の新芽が再生して生育した奴ですね。
油断していると画像のように大きくなってから「あちゃあ〜っ」みたいな感じで気づきます...。見つけ次第、即除去しましょう。基本、夕顔台木は西瓜より生育は早いし、葉は大きいし、パワーがあります。覆い被されて西瓜が負けてしまいます。(割り接ぎで接いだナスやトマトでも、たまに見かけますよね...。)
放っておくと、巨大な果実が実るんですけど、食べられないし、皮硬いし、重いし、どうしようも無いな...。石器時代なら、良い器になるけどね...。
今年はカラスとの知恵比べに勝利した!丸々と太った「羅皇」と「ブラックジャック」やったぜ!
昨年は、カラス供に煮え湯を飲まされた。収穫直前の「羅皇」が2玉供やられて大変悔しい思いをしました。スイカの上に網コンテナをかぶせていたにもかかわらず、高さ調整のため少し浮かしていた下にある10cmの隙間からつつかれました。
リベンジを誓い今年も「羅皇」と「ブラックジャック」を栽培。
我が畑に飛来するにっくきカラス供を遠巻きにジーッと観察を続けていると、ある法則性に気がついた。奴らは少し離れたところに飛来して「地上を歩いて」近づいてくる。西瓜畑の葉が混んでいる所に直接は降りてこない、必ず「歩いて近づいてくる」。足元が開けていないと警戒するのか・・・。そこで、スイカ畑の外側の葉の上にツル物ネットをピンと張らずフワッとくしゃっと「踏んだら絡まるで!」と言う雰囲気で敷設しておいた。結果は上手く行った。網の手前でしばらくウロウロしてあきらめて飛んでいった。
今回は俺の勝ちだ!さてカラス供よ、次はどう出る?と言うか、もう来んな!!
新しい品種達は、このような調査・試験を繰り返し誕生します。
この写真は、育種研究農場で頻繁に行われている調査の一コマ。色・味・シャリ・糖度・硬さ・香り・etc...。栽培方法から耐病性に至るまで、徹底的に調査され合格点に達した品種のみ、「品種名」が与えられ商品となります。
名が与えられた品種は何かキラリと光る「個性」があります。
(*`▽´*)キラリ☆!
夏頃になると良くお問い合わせ頂きます、この症状なんだかわかります?
主に放任栽培をされている方から、初夏〜お盆にかけて「葉っぱが何かおかしいんだよ〜」や「黄色い斑点が出てきてどんどん酷くなるんです〜」みたいなお問い合わせを良く頂きます。恐らく程度の差はあれ左記画像の様な感じだと思われます。この症状なんだかわかります?
これは病気じゃないんです。「ダニ」の食害なんです。画像は比較的初期の症状なんですが、酷くなると黄色い斑点で葉がダマダマになります。
葉の裏をめくってみてみると、ちっちゃい点々が見えますかね、矢印が付いていないとこにもチョイチョイいますね〜。(老眼のおっさんの目ではもはや限界です...。)葉に黄色いカスリをチラリとでも確認したら、即防除をしないと手遅れになります。(この症状を知らないと、何かの病気か生理障害と勘違いしてしまうんです。どんな病気の薬や液肥をやってもダメなんです〜と良くお問い合わせ頂きます。)
で、ここで注意が必要です。防除対象は「ダニ」です。いわゆるアブラムシやアザミウマみたいな「昆虫」とはチョイと違う「似て非なる虫」、一般的な殺虫剤はほぼ効きません。「対・ダニ」用の資材が必要になります。
農薬(殺虫剤・殺菌剤)をピシャリと良く効かせるひと工夫。
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