今年は、タマネギ苗を自家育苗して意中の品種を栽培だっ!
タマネギ苗の育苗はわりと簡単!200〜300本程度なら、A3のコピー用紙位のスペースで十分です。
よ〜し菜園のスペースが空いた、タマネギを栽培しよう!となった時、はっ!と思うのが「あぁしまった...。タネ蒔くの忘れてた...。」今年は意中の品種を栽培しようと思っていたけど、近所の種苗店・量販店を覗いても売ってへん...。しゃあないなぁ〜と店頭販売品種で妥協してたりしましたが、やっぱりせっかくなんでこだわりたいですね!自家菜園ですもん!
家庭菜園をやっていると、超極早生タイプなんて栽培してみたくなったりします。
タマネギ苗の育苗は、そんな大したスペースは必要ありません。200〜300本程度であればA3のコピー用紙程のスペースがあれば十分です。プランターでも栽培出来ますが、土の量は多いほど管理が楽ですので、菜園の隅っこで地植えがオススメ。固めのミニ畝を作りましょう。
たね蒔きは9月です。まだ暑い日が続きますので潅水が必要ですが、マメに潅水するのは面倒くさいので地植えが楽です。
ミニ畝を作って、鍬でしっかり突き固めたら播種ミゾを付けます。何でやっても良いのですけれど、私は角材の端材でギユッと押さえつけV字のミゾを付けます。
ミゾの深さは1cmもあれば十分です。
指でつまんでパラパラとスジ蒔きです。播種量はあんまり厚蒔きにならなければ大体でOKです。
角材でV字のミゾにすると、適当に蒔いても一列に揃うので楽で良いですね。
今回は3列同じ要領で播種しました、覆土をして鎮圧します。今回は畑が乾いていたので覆土が乾いていますが、乾いた覆土じゃないといけないわけではありません。たまたまです。
列ごとに早生、晩生、赤タマ、みたいに品種をかえて育苗しても、色々栽培出来て面白いですね。
後は潅水して終了ですが、ここ最近9月も真夏日が来るくらい暑いのでスゴい勢いで乾燥します。なるべく潅水の手間をかけたくないので、私の場合はモミガラをふってその上からガッツリ潅水して播種終了です。「地植え+固畝+モミガラ=水管理が楽」畑作業するときに乾いてるな〜と思ったらやる程度です。
寒冷紗をかけたり、切りワラ乗せたり、方法は人それぞれで良いと思います。私はモミガラが手に入りやすいので使っています。
そんなこんなしている内に発芽してきましたよ、播種してから約1週間くらいですね。
モミガラの場合は特段関係ありませんが、寒冷紗を被覆していた方は外して日光に当てて下さい。
更に1週間、大体生えそろいました。ここまで来ると、地植えであればまず枯らすことはありません。
ここまで来ると一安心。畑仕事のついでに潅水してやって下さい。
更に3週間経ちました。季節は11月、そろそろ菜園に移植しても良い頃ですね。菜園の準備は出来ていますか?マルチは張りましたか?培土は十分に保水していますか?
購入苗の場合は、買い求めたらなるべく早く移植してやる必要があり、圃場の準備が出来て無かったり、天候が良くなかったりとスムーズに移植できないと焦りますよね。自家育苗だとその辺りは結構ノンビリ出来ます。天候見ながらそろそろイコか〜と言った感じですね。
さて、お天気は曇り、夜半から小雨。良い天気まわりですね〜本日を移植日と致しましょう!株元の土を移植ごてでザックリ起こしたら、葉をガッとつかんでまとめて引き抜きます。パンパンと叩いて土を落とします。
しっかりした根が生育しています。やはり小面積とは言え地植えはガッチリした良い苗に育ちますね。
しっかりした良い根ですが、残念ながら一旦掘り上げた根は大体枯れてしまいます。移植するときに邪魔になりますので私はハサミで切り詰めてから移植します(私の場合です)。ネギの仲間は移植して健全に再活着すると、さらに強く再発根しますので心配はいりません。
でも、根を大事にして切ったりせず、丁寧に植え付けた方が活着が早いのは間違いありません。小さな苗を移植する場合などは配慮してやりましょう。
画像のように2cmほど残してバッサリいきます(私はね)。それよりも根元の部分を傷めないようにしてやって下さい。ここから再発根しますので大事な部分です。移植の深さは約2cmほど、指の強い方は人差し指の第1関節ぐらいの深さでスボッと、普通の人はねじり鎌か何かで穴をあけてやると良いですね。深植えは厳禁!生育不良を起こしたり、腐ってしまったり、良いことはありません。
自分でタネから育てた野菜達は、収穫の喜びも格別。よ〜しよしよし!とか言っちゃいますね。(^Д^)/