秋野菜の活着の重要性について

格言「秋の1日は春の1週間」

写真 秋野菜は色々あって家庭菜園では楽しいですね。白菜、キャベツ、レタスにブロッコリー等々。最近は、ほとんどの方が購入苗・自家育苗など「苗」を菜園に定植する場合が多いと思うのですが、初期活着をビシッと決められるかどうかが、収量に直結します。農家の間で昔から「秋の1日は春の1週間」と言う格言があります。これは実際に家庭菜園をやっていると本当にそうだなあと毎年思います。

タネ蒔きを初めあらゆる段取りが、ノンビリしていると手遅れになってしまいますよね...。


で、「秋の1日は春の1週間」が、特に目に見えて顕著なのが定植後の初期活着による「生育差」です。下記画像をご覧頂けると一目瞭然ですが、これは同日、同品種、同じような苗を定植したものです。
違いは定植時にしっかり植穴潅水して、2日間少しだけ遮光(この日は凄まじく暑い日でスゴい日焼けしました...。)したものと、植穴潅水せず遮光は無しで潅水はジョウロで上からのみのもの。定植から数日はどっちもさほど差は見えませんが、植穴潅水した方が先に活着して「ムクリ」と動き出してからの生育スピードは歴然!


この生育差は縮まる事無く開くいっぽうで晩秋に突入、そのまま収穫物の大きさの違いになってフィニッシュです。(写真を撮る向きが逆になった、失礼!)


写真 これは日本の四季が大きく関与していて、春作は定植時には寒くて光線量が少ない、生育が進むと供に暖かくなり光線量も増えていく。秋作は逆で、定植時暑くて光線量は多い、生育が進むにつれて涼しくなり光線量は減っていく。

つまり、生育初期についた生育差は、環境条件的に秋野菜では「挽回できない」と言う事です。



ブロッコリーも追いつけない。


白菜も追いつけない。


キャベツも、レタスも、カリフラワーも、みんな理屈は同じ。ついた生育差は「挽回不可能」です。なので苗を定植したら遅滞なくビシッと活着させることが、成功の最初の秘訣な訳です。


じゃあ、活着をビシッとスムーズさせるにはどうしたらいいんや?

一言で言うには無理があるけれど、栽培する植物の根が活動できるそれぞれの許容範囲の中で、定植後いかに安定した土壌環境を植物に提供出来るか、と、言う事になるかと思います。


私の経験上では「水分」と「地温」を安定させて、「早朝」か「夕方」に定植すると上手く行く場合が多いです。水分と地温を安定させるには、固めの畝がやりやすいですよ。踏んで足がズボッと沈むようなフカフカの畝では環境は安定しませんよ。

畑土の鎮圧についてのお話し

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