紅こだま(元祖・紅こだま)
夏はスイカ!を食べましょう〜(^o^)
スイカの原産地は南アフリカ。紀元前5000年頃には栽培がはじまり、エジプト、ギリシャへと広まったとされている。その証拠に、紀元前4000年代の古代エジプトの壁画にもスイカが登場している。日本への到来も古く、平安時代には栽培がはじまっている息の長い果物だ。ウォーターメロンとも呼ばれ、その90%が水分、10%が糖分という大変みずみずしい食べ物ですが、もちろんその中には様々な成分が含まれています。注目されている成分がリコピン、カリウム、シトルリンと三つあり、スイカは肝臓だけではなく、腎臓にもとてもよい食べ物だと言えます。主にスイカを食べると言ったら夏。バテやすく、食欲も落ちがちな季節ですのでスイカを食べましょう!
紅こだまの歴史はこの品種から始まった。正真正銘、元祖「紅こだま」
広い意味で、赤肉の小玉西瓜を「べにこだま」と称しているが、広く美味しい小玉西瓜として認知された最初の品種がこの「紅こだま」。 肉質は柔らかく口当たりのよいシャリ感、糖度は平均13度を超え西瓜特有の良い香りを強く放ち、品質は現在においても最高峰に位置し高級フルーツ店やスィーツ専門店などでも扱われる、名実共に小玉西瓜の最高級品種です。また、外皮が非常に薄く、際まで糖度があり捨てる部分が本当に少ない。反面、生育中の裂果もあり栽培には一定のレベルが必要とされる。
小玉西瓜の最高峰、正真正銘、元祖「紅こだま」
西瓜をスプーンで食べるのも「紅こだま」が広めた食べ方です。
まだ、大玉西瓜を舟形に切って食べるのが一般的だった頃、西瓜の半切りをスプーンですくって食べると言う方法を世間に提案したのも「紅こだま」。 レストランなどの外食産業など、フォーマルな場所でも西瓜を食べてもらえるようになりました。肉質がやわらかく口当たりの良いシャリを持つ「紅こだま」だからこそ、女性や子供、ご年配の方々でも難なくスプーンですくうことができます。
スイカをスプーンで食べると言う発想は、当時ありませんでした。・・・
昭和40年より愛され続けて時は令和、いままでもこれからも「紅こだま」
紅こだまが誕生したのは昭和40年、時代は流れて色々な品種が現れては消えていきました。その中で超ロングランを続ける「紅こだま」、その秘密は紅こだまが「本物」だからです。60年以上も愛され続けるには訳があります。ぜひ、貴方の菜園でも1度は栽培して頂きたい品種です。
本物はひと味違います。
西瓜の接木苗を定植したはずだけど?おやおや?見慣れない葉っぱが?
園芸店で西瓜の接木苗を買ってきて定植したけれど、しばらくしたら何やら西瓜とはあきらかに違う葉が出てきた?さては、まがい物の苗をつかまされたのか!?
これは、家庭菜園を何年かやっていると、一度ぐらいは皆さん経験があるのではないでしょうか?そう、台木の新芽が再生して生育した奴ですね。
油断していると画像のように大きくなってから「あちゃあ〜っ」みたいな感じで気づきます...。見つけ次第、即除去しましょう。基本、夕顔台木は西瓜より生育は早いし、葉は大きいし、パワーがあります。覆い被されて西瓜が負けてしまいます。(割り接ぎで接いだナスやトマトでも、たまに見かけますよね...。)
放っておくと、巨大な果実が実るんですけど、食べられないし、皮硬いし、重いし、どうしようも無いな...。石器時代なら、良い器になるけどね...。
スイカの天敵! あの黒いヤツにはどう対処すればいい!?
スイカの天敵、カラスに有効な対策法とは?まずはCD、カラス模型など、目の良いカラスの「視覚に訴える」対策。しかし、カラスは大変賢く、すぐに慣れるので様々な変化をつけていく事が大切です。 頭の良いカラスは「何かいつもと違う・・・何かヤバイ・・・」と感じたら近寄ってきません。安心させてはいけません。イヤガラセを継続的に! また、「縞模様がない」「色が違う」「大きい」などのスイカをチョイスするのもベター。頭の良いカラスは縞模様や形状からスイカを選ぶ習性があるからです。 あまり大規模菜園でなければ防鳥ネットを展張するのが物理的に最良です。ダンポールなどのトンネル支柱資材を活用し防鳥トンネルなどを作ると良いです。 カラスの頭の良さを逆に利用してやろう!夏頃になると良くお問い合わせ頂きます、この症状なんだかわかります?
主に放任栽培をされている方から、初夏〜お盆にかけて「葉っぱが何かおかしいんだよ〜」や「黄色い斑点が出てきてどんどん酷くなるんです〜」みたいなお問い合わせを良く頂きます。恐らく程度の差はあれ左記画像の様な感じだと思われます。この症状なんだかわかります?
これは病気じゃないんです。「ダニ」の食害なんです。画像は比較的初期の症状なんですが、酷くなると黄色い斑点で葉がダマダマになります。
葉の裏をめくってみてみると、ちっちゃい点々が見えますかね、矢印が付いていないとこにもチョイチョイいますね〜。(老眼のおっさんの目ではもはや限界です...。)葉に黄色いカスリをチラリとでも確認したら、即防除をしないと手遅れになります。(この症状を知らないと、何かの病気か生理障害と勘違いしてしまうんです。どんな病気の薬や液肥をやってもダメなんです〜と良くお問い合わせ頂きます。)
で、ここで注意が必要です。防除対象は「ダニ」です。いわゆるアブラムシやアザミウマみたいな「昆虫」とはチョイと違う「似て非なる虫」、一般的な殺虫剤はほぼ効きません。「対・ダニ」用の資材が必要になります。