ピタット君 スイカ台木用「夕顔」

販売価格 550円(税込605円)
購入数

小袋(約40粒)

朝顔・昼顔・夕顔・夜顔...。なんか、名前がややこしいねんけど...。

西瓜の台木に使用される「夕顔」は、ウリ科の野菜。よく巻き寿司の中に入っている「かんぴょう」の原料の仲間と言えばピンと来るでしょうか。非常に大きく皮の硬い果実で、バスケットボール位あります。昔は乾燥させた果実をくりぬいて、容器に使用していたこともあるようです。(ひょうたんもそうですね。)菜園ビギナーの方で、たま~に「夕顔」と「夜顔」をごっちゃにしている方がいらっしゃいます。
いわゆる「夜顔」は、観賞用の花「朝顔」の仲間。朝顔、昼顔、夜顔があり、こちらはヒルガオ科の植物です。名前はよく似ていますが、勘違いして「夜顔」のタネを蒔かないで下さいねっ!

ではでは!呼び接ぎに向けて、良い感じに夕顔台木を育苗いたしましょっ!

さて、季節は3月半ばを回った頃ですね。急に暖かくなったり、寒くなったり、年々良く解らない天候になっていく感じが致します。そんなこんなしているうちに西瓜の接木苗の季節がやって参りました。少量の接木苗を生産するなら「呼び接ぎ」がベストです。呼び接ぎ用に、良い感じの夕顔台木苗を育苗していきましょう!
播種前日に培土を詰めてタップリ潅水し、一晩放置します。同時に種子も袋から出して、外気にさらしておきましょう。播種準備は1日前からスタートが「吉」この下準備がとっても大事です。


写真 翌日、培土に良い感じで水が馴染んだら播種します。9cmポットで集中催芽をする場合、8~10粒位が丁度良いような気がします。綺麗に整列させても、バラ蒔きでも、どちらでも良いです。ただし、種子の間隔は均等に開けてやりましょう。
育苗箱で一列に播種する場合は、種子の向きは双葉の展開方向を考慮して、揃えた方が良いです。でも、ポットは丸いし、一列播種しないからね~。まあ、気分のもんだいやな。

5~6mm程覆土して、覆土がしける程度にシャッと軽く潅水し一晩放置。不測の乾燥等が無いように、鉢皿を被しておくなり、タオルをかけておくなりすると良いです。一晩放置する場所は、温度がかかっていない常温の所です。凍結するとさすがに具合が悪いので、下駄箱の上などが良いです。
特に、比較的大きな種子の野菜(南瓜・夕顔・冬瓜・ヘチマ等)は、播種後常温で一晩放置するのは非常に有効なテクニックです。是非とも覚えておいて下さい。


翌日より一晩放置したポットに温度をかけていきます。地温で25℃(気温じゃないよ!)位とれると良いです。1週間もすると土が割れはじめ、ここから2~3日ほどで一気に頭を上げてきます。
大きな種子の発芽は迫力があります。ワッシャーッ!みたいな感じですね~。

店長のつぶやき...。

写真 ちなみに、夕顔の発芽に光は無くても構いません。いわゆる「嫌光性」と言う奴ですね。発芽の際に特に重要なのは「温度」と「水分」、播種~発芽までの約1週間、「温度」「水分」をいかに安定させるかが勝負の分かれ目になります。
要は、乾燥させなければ、潅水する必要は無いわけです。そんなわけで、私は鉢皿を土が割れてくるまでかけっぱなしにして、潅水は一切行いません。上記画像左ぐらいになったら鉢皿を外します。
(発芽には光は要らないけれど、双葉には光は必要。いつまでもかけっぱなしにしているとモヤシになるよ!)

発芽と育苗培土の量について考える

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写真 さて、大ザックリ播種から約2週間と言った所ですね~。良い感じの夕顔台木に育苗出来たのでは無いでしょうか。可能な限り直射日光を当てて、気温が20℃あるのならば換気も積極的に行い、健全に育苗しましょう。

播種時に綺麗に整列したのも、バラ蒔きのも、仕上がりは、まあこんなもんです。さて、呼び接ぎの準備にとりかかりましょう!

呼び接ぎにチャレンジ!

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