台パワー(農研機構 野菜茶業研究所育成)
青枯病・疫病に悩むピーマン産地の皆様に、頼れる台木品種の登場です。
農研機構 野菜茶業研究所で育成・発表された疫病・青枯病・モザイク病に複合抵抗性の台木用ピーマン。疫病・青枯病に対して強度の抵抗性。PMMoV(P1.2)に対して抵抗性を発揮するL3遺伝子を保有。PMMoV及びToMVの発生している地域では、穂木に同じL3遺伝子を保有する品種を用いて下さい。サツマイモネコブセンチュウに抵抗性。(ただし、産地により発病の可能性あり。)
高温・多湿・高菌密度条件下では、発病する可能性があるため土壌消毒などの通常防除を併用して下さい。接ぎ木の難易度は「ベルマサリ」と同等で、穂木との播種間隔は約10日。自根栽培に比べて初期生育はやや遅くなります。
本種は、種苗法における登録品種です。「海外持出禁止」(公示(農水省HP)参照)