マリアージュ
メロン類とは弥生時代からのお付き合い \( ̄0 ̄ )
原産地は北アフリカ、中近東、東アジアといわれています。日本にも弥生時代の土器と共に種子が出土しているが、そのころの物はマクワウリなど原種に近い物だった。ネットメロンは、明治27〜28年頃がはじまりで、その後、明治36〜37年に温室での栽培に成功。 本格的な栽培は、大正13年に静岡県の遠州地方ではじまった。カリウム・アミノ酸が多く含まれ体内から排出されるとき、ナトリウム・老廃物と一緒に体内の水分を外に出す働きをしますので二日酔い、急性腎臓炎などに良い。
アールスメロンのようなネットのでる地這い系、憧れの赤肉ネットメロンです。(^_^)
果肉色は濃いサーモンピンクで糖度は16度前後で安定します。果皮色は灰緑色で、ネットは高めで美しく発生します。サイズは1.2〜1.6kg前後。果形は高球形。葉の大きさは中程度で色は濃い。初期草勢はやや大人しく、中期以降は強く、ツル持ちよく作りやすい。成熟日数はトンネルの6月栽培で52日程度。切ってみると果肉が厚く、濃いサーモンピンク。名前の通り、食べると幸せな気分になれます。
赤肉のネットメロン・・・高級感漂いますねぇ〜(^_^)/
ブリーダーからのコメント
「マリアージュ」、フランス語で「結婚」と言う意味。赤肉でネットがきれいなところからウェディングパーティーのおめでたいイメージで名づけました。しかし、目指したのは高級メロンではなく、高級感のあるホームメロンです。立体栽培でアールスに近い外観に仕上がるのはもちろん、地這栽培でも綺麗な外観に仕上がります。栽培面では、初期草勢がややおとなしいので心配されるかもしれませんが中期以降は強くなり、収穫まで草勢を維持しやすいので心配はいりません。どちらかといえば元肥を減らして過繁茂にならないように注意して下さい。ネットは従来の品種より早く、そして強く発生します。縦ネットからではなく全体的に発生するように高めに温度・湿度をコントロールすれば、大玉・美ネットに仕上がります。
ネットメロン栽培のお約束、やってみようトンネル栽培!
ネットメロン栽培がなぜ敷居が高いのか、それは果実を雨に当ててはいけないので、トンネル栽培をしなければいけないからと言っても過言ではありません。では、なぜ雨に当ててはいけないのか?それは、あのネットのせいです。実はあのネットは果実のひびからにじみ出た果汁が、固まったかさぶたのような物だと思って下さい。そこに雨を当ててしまうとそこから雑菌が入って悪くすると腐ってしまいます。ですので、雨をよける屋根があれば家庭菜園でも十分ネットメロンを栽培出来るのです!
ポイントを押さえると、写真のように美ネットのマリアージュがででんと!夏頃になると良くお問い合わせ頂きます、メロン・マクワ類のこの症状、なんだかわかります?
主に放任栽培をされている方から、初夏〜お盆にかけて「葉っぱが何かおかしいんだよ〜」や「ちぢくれて生育しないんです〜」みたいなお問い合わせを良く頂きます。恐らく程度の差はあれ上記画像の様な感じだと思われます。この症状なんだかわかります?
これは、かの悪名高いウィルス病(バイラス病・モザイク病とも言う)です。主にアブラムシやアザミウマなどの害虫が蔓延させる病気です。この病気が厄介なのは、発病したが最後、どのような農薬を使用しても治癒しません。さらにどんどん周りに広がっていきます。残念ですが、発見し次第抜き取って畑の外へ持ち出さねばなりません。
これを防ぐためには、害虫の防除しかありません。菜園に行った際は、葉の裏をちょいちょいチェックするクセを付けましょう。早め早めの防除を心がけましょう。