近江野菜 なりくらマクワ
メロン類とは弥生時代からのお付き合い \( ̄0 ̄ )
原産地は北アフリカ、中近東、東アジアといわれています。日本にも弥生時代の土器と共に種子が出土しているが、そのころの物はマクワウリなど原種に近い物だった。ネットメロンは、明治27〜28年頃がはじまりで、その後、明治36〜37年に温室での栽培に成功。 本格的な栽培は、大正13年に静岡県の遠州地方ではじまった。カリウム・アミノ酸が多く含まれ体内から排出されるとき、ナトリウム・老廃物と一緒に体内の水分を外に出す働きをしますので二日酔い、急性腎臓炎などに良い。
メロンのような芳香を持つマクワの早生種
現在の滋賀県野洲郡中主町と周辺で栽培されていた早生種のマクワウリで、栽培容易な多収穫優良種。果実は中型で10条内外の縦縞があり、完熟するとへたに離層ができつるから離れる。肉は青味のある白色でよくしまり芳香があり食味非常に良好。メロンのような香り、スイカのようなみずみずしさがある。家庭菜園におすすめのマクワ。地蔵盆のお供えにもよく使われる。熟期は早生で、栽培容易な多収穫優良種。
良い香りの栽培容易な多収穫優良種。
地方野菜や伝統野菜と呼ばれているものは、その地域や土地の気象条件や土壌に適した品種です。栽培条件や気候の異なる地域での栽培は、本来のその品種の持つ形状や特性が発揮されない場合もあります。ご了承のうえご購入ください。
マクワウリの中では変わった形状のなりくら。小さな南瓜のような形です。大きさは手のひらサイズで可愛らしい。雌花の子房は寸胴で特徴的な形状。
草勢は強く、葉の大きさは他のマクワウリと大差ない。生育・ツルの広がりは旺盛であるのでスペースがあるなら「一坪一株」位あると良い。最低でも「1m×2m/一株」位欲しい。
栽植密度・光合成について考える。
気になる方は上記文字↑↑↑か下画像↓↓↓をクリック! | |
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そして特筆すべきは、その着果量!
想像してみて下さい。マルチの上にこの位の密度で、全面にゴロゴロと着果している様を・・・。
凄まじいですね〜。
収穫は熟した物から順次成りヅルから外れていきますので、それを目視で拾っていく形になります。
良いところは自然に成りヅルが外れるとそこが乾いていると言う点と、マクワウリにありがちな外皮にヒビが入りにくいという点。食べ方は好みで良いと思いますが、我が家では四つ切りにして皮をむいてタッパーに入れて冷蔵庫行きです。一片が丁度一口サイズ、食後のデザートに、農作業の休憩時に、パクパク食べやすく良いですね。
皮むき作業をしているときの気分は、魚釣りをする人なら分かると思いますが、サビキで小アジをたくさん釣ってきて、それをさばいて開きにしている感じです。
なりくらマクワの肉質はメロンに近く滑らかな舌触り、糖度も14〜15度前後と甘く美味しい。この収量にこの食味、なるほど、地元で愛されているわけですね。
夏頃になると良くお問い合わせ頂きます、メロン・マクワ類のこの症状、なんだかわかります?
主に放任栽培をされている方から、初夏〜お盆にかけて「葉っぱが何かおかしいんだよ〜」や「ちぢくれて生育しないんです〜」みたいなお問い合わせを良く頂きます。恐らく程度の差はあれ上記画像の様な感じだと思われます。この症状なんだかわかります?
これは、かの悪名高いウィルス病(バイラス病・モザイク病とも言う)です。主にアブラムシやアザミウマなどの害虫が蔓延させる病気です。この病気が厄介なのは、発病したが最後、どのような農薬を使用しても治癒しません。さらにどんどん周りに広がっていきます。残念ですが、発見し次第抜き取って畑の外へ持ち出さねばなりません。
これを防ぐためには、害虫の防除しかありません。菜園に行った際は、葉の裏をちょいちょいチェックするクセを付けましょう。早め早めの防除を心がけましょう。