ホウレン草(だけじゃ無いけど)厄介なベト病ってどんな病気?
ホウレン草を作っていると発生するベト病、お前は何者や!
ベト病は多くの野菜に発生する糸状菌(カビ)が原因の病気。淡い黄色の病斑が発生して、葉の裏側にすす状のカビが発生するのが特徴です。
カビの仲間ですな、カビは人間の生活にとって必要不可欠ですが、良い奴とアカン奴が当然いるわけで、ベト病はアカン奴や!
ベト病を治療せずにほっておくと、小さかった病斑が次第に拡大して淡黄色の病斑となり、被害が進むと病斑の裏側にネズミ色のビロード状のカビが見られます。
葉が黄色いダマダマになってしまったら...、食べる気しないもんね。
真夏を除く、春と秋の天候が不順な年に発生が多く見られます。ベト病は多湿で気温の低い「20度前後、曇天が続く」という気象条件の下で発生しやすい。つまり、気温が低くて雨が続く梅雨時期と秋雨時期にベト病の発生が最も多くなる。
夏場はベト病にとっても、温度が高すぎるため発生が減ります。「ホウレン草もベト病も夏はしんどい。」
ベト病は風通しが悪く雨に叩かれると特に発生しやすい。雨除けのトンネル(両すそはスカスカに)や、マルチなどを使用して雨の跳ね返りを防ぐのも効果的。どうしてもなら殺菌剤の使用も検討しましょう。
毎年出るねん!アカンねん!と言う方は、一度試しに栽植密度(植える量)を半分にして、スカスカで栽培してみて下さい。ベト病の強耐病性品種をチョイスするのもアリです。
やむなし!と言う事で殺菌剤を散布する場合は、なるべく初期に、出来れば発生前にやる予防防除はとっても効果的。早め早めの防除を心がける。
葉を食べる野菜ですので、症状が進んでからではすでに手遅れ...。やるなら早く!即断即決!人間あきらめ(?ちょっと違うか...。)が、肝心!!
こうなる前に...ね。